期待される効果とは
拘縮・麻痺
介護アロマのタッチケアは、拘縮・麻痺による痛み、またはリハビリテーションによる痛みを最小限に抑えたADL(日常生活動作)向上を目的としています。アロマによりご利用者様の心身の緊張をほぐし、軽い刺激と振動を加え、関節可動域を広げるように施術し、血流をよくするようにします。
むくみ
ソフトな刺激による症状の軽減が目的です。ハンドやフットを優しくストロークすることによりむくみが和らぎ、血行が促進され、一時的ではありますが痛みを軽減させることが期待できます。
認知症
アロマケアにより、認知症の周辺症状(徘徊・不安・焦燥・妄想・抑うつ・攻撃的言動・不眠など)の解消に有効とされています。鎮静効果のあるオイルを使用することにより、怒りの感情を鎮め、徘徊も落ち着いたといった効果も報告されています。
うつ・不安神経症
気分を高揚させるオイルにより、症状を和らげます。
末期がん
ご利用者様の不安や気分の落ち込みなどの感情障害を、アロマの香りで和らげることを目的としています。また、感情に働きかけるオイル成分により痛みから解放され、生活の質の向上への貢献が期待されます。症状緩和、ご利用者様本人・介護者にリラクゼーションをもたらします。
呼吸器疾患・感染予防
オイルには殺菌だけでなく、抗ウイルス性や抗真菌性の成分もあり、ウイルスが原因であるインフルエンザなどの予防も期待できます。ただし、あくまでも空気清浄のためといった予防の領域での使用となります。
不眠
自律神経のリズム障害により不眠症になってしまったご利用者様には、アロマの心地よい芳香で生活リズムを整えていただけます。アロマによる脳への臭覚刺激により、自律神経のバランス回復が期待できます。
便秘
便秘などの胃腸障害には、優しくゆっくりと腹部をアロマタッチケアを行います。